【入門】JavaScriptとは？基本や特徴を初心者向けに解説！

投稿日：2024年1月24日 | 更新日：2024年03月14日

この記事を監修した専門家

基本情報技術者資格

中田koo

本記事では、JavaScriptの基本や特徴を、初心者向けにわかりやすく解説します。

具体的には、言語の概要やHTMLに追加する方法、基本的な書き方、おすすめの学習方法まで解説するので、ぜひ参考にしてください。

記事の目次

JavaScriptとは？
HTMLに追加する方法
【入門編】書き方を初心者向けに解説
初心者におすすめの学習法
【2023年】JavaScriptを学習するならオンラインスクールがおすすめ
まとめ

JavaScriptとは？

JavaScriptの特徴とは？

JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語で、Webサイトに動的な要素を追加するツールの役割を持ちます。

また、ユーザーの使い方に応じてWebページの内容を変更したり、エラーメッセージの表示など、多岐にわたるWebサービスの実現が可能です。

さらに、JavaScriptはボタンの切り替えなどの基本的な操作から、リアルタイムのチャットのような高度なWebアプリの開発まで、幅広く対応しています。

JavaScriptの用途とは？

JavaScriptは、WebブラウザとWebサイトやWebサービスの間のやり取りを円滑にするために、使用されます。

また、JavaScriptの一般的な用途は、ポップアップウィンドウやアニメーションなどの要素を実装することです。

さらに、Webサーバーの作成など、サーバサイドでも活躍します。

そのほか、具体的に何ができるのか、JavaScriptでできることは何かについて、これ以降で解説します。

JavaScriptを使ってできること

JavaScriptを使ってできることは、以下の通りです。

ブラウザに表示された画面に動きを与える
サーバーと通信して情報を送受信
スマホアプリ作成
非同期通信機能の作成

それでは、上記のできることを順番に見ていきましょう。

ブラウザに表示された画面に動きを与える

JavaScriptは、ページのアニメーションやポップアップ、ポップアップウィンドウ、ボタンの動的な変化など、さまざまな機能の実装に使用されます。

また、JavaScriptは、HTMLやCSSだけでは表現できない、サイトの動きなどを追加するために必要になります。

サーバーと通信して情報を送受信

JavaScriptは、サーバーとのやりとりを介さずにクライアントサイドで処理を行うため、他の言語のようなラグが発生せずに、処理を行うことができます。

JavaScriptをサーバサイドで動かすには、JavaScriptのライブラリであるNode.jsを使用します。

スマホアプリ作成

JavaScriptを活用し、Pythonのような言語と連携することで、開発の経験がなくてもアプリ制作が可能です。

さらに、UnityというツールもJavaScriptを使用しているため、JavaScriptのスキルを高めることで、プロのゲーム制作にも参加できる可能性があります。

非同期通信機能の作成

JavaScriptを利用することで、「Ajax」という技術を用いて、ページ遷移せずにデータを取得したり表示する非同期通信が実現できます。

その典型的な例として、「Google Map」が挙げられます。

地図の部分をスクロールすると、連続して新しい地図情報が表示されます。

この動作にはJavaScriptが活用されています。

jQueryとは？

jQuery は、JavaScriptでできることを、コンパクトにまとめたライブラリ言語です。

jQuery は、JavaScript で書くと時間がかかる作業を、簡単に記述できるように設計されています。

たとえば、サイトのアニメーションやポップアップ、ページの動的な変化などの機能です。

他にもjQueryには、DOM操作やAjaxによるサーバーとの通信など、JavaScriptで書くとやや難しくなるような実装も簡略化できます。

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HTMLに追加する方法

HTMLにJavaScriptを追加する基本的な方法として、直接HTMLの<script>タグ内にコードを書き込む方法や、外部の.jsファイルをHTMLにリンクする方法があります。

例えば、ボタンをクリックするとポップアップウィンドウが表示される機能は、<script>タグ内に関数を定義して実現できます。

直接HTMLに書き込む場合、HTMLの<script>タグ内にJavaScriptのコードを書き込みましょう。

例えば、ボタンのクリック時にポップアップウィンドウを表示する場合、以下のサンプルコードのように書きます。

<script>
function showPopup() {
alert(‘ポップアップ表示！’);
}
</script>
<button onclick=”showPopup()”>クリック</button>

また、他にもJavaScriptのコードを.jsファイルに保存し、HTMLからそのファイルを読み込む方法があります。

これにより、同じスクリプトを複数のページで再利用することができます。

以下のHTMLのサンプルコードを参考にしてください。

<script src=”path/to/your/script.js”></script>

【入門編】書き方を初心者向けに解説

コメントアウトの書き方

JavaScriptの「コメントアウト」とは、スクリプト内の特定の部分を実行から除外するための書き方を指します。

これは、コードの説明や、一時的に特定のコードを無効化するために使用されます。

コメントアウトの書き方は簡単で、一行のコメントは // で始め、複数行のコメントは /*で始めて */で終わります。

JavaScriptのコメントのサンプルコードは、以下の通りです。

// これは一行のコメントです
/*
これは
複数行の
コメントです
*/

コメントアウトは、コードの読み手にとってわかりやすくするためのツールとして非常に有効です。

また、エラーの原因を特定する際や、新しい機能を追加するテスト時に、一時的に特定の部分をコメントアウトして動作を確認することもよく行われます。

実行方法

JavaScriptを実行する方法はいくつかあります。

まず、HTMLの中に直接JavaScriptのコードを書き込む方法があります。

これは、<script>タグを使用してHTMLの任意の位置にコードを挿入するため、特定のページでのみ必要なスクリプトを追加する場合に特に役立つ方法です。

次に、JavaScriptのコードを外部ファイルに保存し、そのファイルをHTMLから参照する方法が考えられます。

この方法の大きな利点は、同じコードを複数のページで再利用できる点にあります。

さらに、ブラウザに組み込まれた開発ツールを使用して、JavaScriptのコードを直接実行することも可能です。

これは、コードのテストやデバッグを迅速に行いたい場合に非常に便利です。

JavaScriptの演算子

演算子は、数値や変数を操作するための記号やキーワードです。

初心者がJavaScriptの基礎を学ぶ際、演算子の理解は必須です。

以下は、JavaScriptで使用される主な演算子です。

演算子の種類	例
算術演算子	+ : 加算 – : 減算 * : 乗算 / : 除算
比較演算子	== : 等しい != : 等しくない > : より大きい < : より小さい >= : 以上 <= : 以下
論理演算子	&& : AND \|\| : OR ! : NOT

これらの演算子を使用することで、条件分岐やループなどの制御構造を書く際に、特定の条件が真か偽かを判断したり、変数の値を操作したりすることができます。

例えば、if文で条件をチェックする際や、forループで繰り返し処理を行う際にこれらの演算子が活用されます。

データ型

JavaScriptは、webページを動的にするためのスクリプト言語です。

この言語の特徴として、動的かつ弱い型付けが挙げられます。

これは、変数の型を明示的に宣言せず、変数に様々な型のデータを代入できることを意味します。

例えば、let foo = 42;と宣言した後、foo = “bar”;と文字列を代入することができます。

主なデータ型としては以下のようなものがあります。

データ型	意味
プリミティブ値	数値、文字列、論理値などが含まれ、これらの値は不変
オブジェクト	JavaScriptのオブジェクトは、キーと値のペアの集合キーは文字列やシンボルで、値は任意のデータ型を持てる

if文による条件分岐

初心者がJavaScriptを学習する際、条件分岐の基礎としてif文の使い方を理解することは非常に重要です。

if文は、特定の条件が真(true)の場合に特定のスクリプトを実行するためのものです。

例えば、ユーザーが入力した数値が10以上であるかどうかをチェックする場合、以下のような書き方をします。

if (数値 >= 10) {
// 10以上の場合の処理
}

また、if文はelseやelse ifと組み合わせることで、複数の条件を持つ複雑な条件分岐を作成することもできます。

このような条件分岐は、サイト上でのユーザーのアクセスや入力に応じて異なるポップアップウィンドウを表示する際などに役立ちます。

JavaScriptの学習サイトやリファレンスを検索すると、if文だけでなく、forループやfunction関数、array配列など、多くの基礎的な概念やサンプルコードを見ることができます。

そうすることで、JavaScriptにおけるif文の使い方が、より明確になるでしょう。

for文によるループ

JavaScriptのfor文は、特定の条件が満たされている間、コードブロックを繰り返し実行するためのものです。

初心者にとってもわかりやすいループの一つで、特に配列やリストの要素を順番に処理する際に非常に役立ちます。

基本的なfor文の書き方のサンプルコードは、以下の通りです。

for (初期化式; 条件式; 更新式) {
// 実行するコード
}

また、例えば、0から4までの数字を順番に出力する場合、以下のように書きます。

for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(i);
}

このコードは、iが0から始まり、iが5未満の間、iを出力し続け、各反復後にiの値を1増やします。

for文は、特定の回数だけ繰り返し処理を行う場面や、配列の要素を順番に処理する場面など、さまざまな場面で使用されます。

また、for/inやfor/ofといった異なるタイプのforループもJavaScriptには存在し、それぞれ異なる用途で利用されます。

クラスとメソッド

クラスは、オブジェクト指向プログラミングの基本的かつ、初心者には難しい概念で、関連する変数とメソッドをまとめるための「設計図」のようなものです。

JavaScriptのクラスはclassキーワードを使用して定義され、新しいインスタンスを作成するためにはnewキーワードを使用します。

サンプルコードは、以下の通りです。

class SampleClass {
constructor(name) {
this.name = name;
}
greet() {
console.log(`Hello, ${this.name}!`);
}
}
const obj = new SampleClass(‘とほほ’);
obj.greet(); // 出力: Hello, とほほ!

メソッドは、クラス内の関数で、オブジェクトの動作を定義します。

上記の例では、greetはSampleClassのメソッドです。

2023年現在、多くのライブラリやフレームワークが存在しますが、vanilla JS、つまり純粋なJavaScriptの知識は、どのライブラリやフレームワークを使用する場合でも基盤となる知識です。

従って、基本的なクラスやメソッドの使い方をしっかりと学ぶことは、JavaScriptの世界への入門として非常に価値があります。