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登録販売者の資格取得に実務経験は必要?資格取得者が実体験までご紹介!

登録販売者

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投稿日:2023年3月20日 | 更新日:2023年12月08日

この記事を監修した専門家

登録販売者
大場ゆかり

「登録販売者の資格を取るために、実務経験は必要?」

「実務経験なしでも試験に合格するためのコツは?」

登録販売者試験に実務経験なしの未経験で合格した筆者が資格取得までの道のりを詳しくご紹介していきます。

登録販売者の資格を取るためには実務経験は不要です。

資格だけでなく、受験するための必要条件もなく、勉強さえ行なっていれば誰でも受験可能な登録販売者試験。

誰しもが挑戦することができ、需要が高まっている仕事のため毎年受験希望者が増えています。

ですがその合格率は30%〜40%と低いのが現状。

登録販売者の試験の合格率や合格するためのコツを詳しく伝授していきます。
実務経験が必要になるケースも併せてご紹介していくので登録販売者に興味がある人はぜひ最後までご覧ください。

登録販売者の資格取得に実務経験は不要!

登録販売者の資格を取得するときに実務経験は必要ありません

勉強を行えば誰でも受験し、登録販売者になることができます。

ですが、昔は試験に受験するために実務経験が必須な時代があったのをご存知でしょうか。

受験資格の変動と実務経験をするタイミングをチェックしていきましょう。

受験資格認定はなぜ変わった?

2015年に登録販売者制度が改正され、受験資格が撤廃となりました。

その背景には「セルフメディケーションの向上」が挙げられます。

近年、薬局やドラッグストアで医薬品を購入し、自宅療養する人が増してきました。

薬剤師の負担軽減を図るためにも、登録販売者が医薬品の販売を行えるようにするために登録販売者制度が改正されたのです。

多くの人が登録販売者になる機会が増えた改正です。

登録販売者が実務経験をしなくてはいけないタイミングは?

試験資格としての実務経験は不要になりました。

ですが登録販売者として独り立ちをしたい時には実務経験が必須です。

登録販売者は規定された時間の1920時間以上の実務経験をしたのち、一人前になることが出来ます。1920時間実務経験を積んでいない場合「研修中」という立場になるので注意が必要です。

独り立ちをしたい人は規定の時間、実務経験を行う必要があることを覚えていきましょう。

改正前も後も実務経験の必要性は変わっていませんが、いつ実務経験をするのかを選択することができるようになったのが大きな違いです。

登録販売者の資格だけ欲しい人、働くかどうかを後々考えたい人は、実務経験がなくても試験を受けられるようになった今がおすすめです。

登録販売者として独り立ちしたい人は、一定期間の実務経験が必要になってきます。

どの程度、どこで働くべきかチェックしていきましょう。

実務経験が必要になる期間は?

実際に登録販売者の試験を受験するときは実務経験不要です。

では登録販売者が実務経験する必要があるときはいつなのでしょうか。

実務経験が必要になるときは「販売従事登録をして独り立ちがしたいとき」になります。

登録販売者試験に合格した後、実務経験なく勤務を行なった場合は「研修中」のような立場になります。

一人前の登録販売者ではないので注意が必要です。

ではどの程度の実務経験が必要なのか、時間と場所に注意して確認してみてください。

登録販売者としての研修時の勤務時間

登録販売者として一人前の認定を受けるためには、実務経験として「月80時間の勤務が合計2年以上(1920時間)」必要になってきます。

これは過去5年のうち、合計の勤務時間で計上可能。

登録販売者試験受験後はもちろん、受験前にドラッグストアや薬局で勤務していた場合も研修時間になるため、経験者は確認することをおすすめします。

過去、現在の勤務状況を確認し、5年以内かどうかをチェックしてみてください。5年以上先の場合、実務経験としてのカウントはされないので注意してください。

この期間の計算方法は同一店舗でない場合も、連続していなくても合算することが可能です。

時間数として、1920時間が達成されていることが条件の一つ。

転職した場合も各店舗の証明書を取り寄せることで正式な登録販売者としての登録を行うことが可能です。

正社員でなくパート勤務やレジ打ち対応でも計算可能となっています。

以前薬局やドラッグストアで実務経験がある人は登録販売者試験合格後、証明書をもらうことで実務経験の一部になっていきますよ。

登録販売者としての研修時の勤務場所

また、場所にも指定があります。

ドラッグストアやコンビニで働けばいいのではなく、指導を受ける人にも注意が必要。

それは「薬剤師」「登録販売者」の指導の監視下にあたるということです。

ドラッグストアや薬局にはほとんどの場合登録販売者や薬剤師がいますが、コンビニやスーパーでは指導者となる人がいない場合も。

登録販売者や薬剤師がいないコンビニ、スーパーで2年以上働いていても計上を行うことはできないので注意が必要です。

この1920時間指導者のもとで働いたのち、販売従事登録をして正式な登録販売者になることができます。

もちろん登録販売者試験合格後に1920時間分勤務しても独り立ちは可能。

一人前の登録販売者になると給料が上がる場合もあるため、実務経験をして販売従事登録を行なっていきましょう。

実務経験必要なし!登録販売者試験の合格率

実際に登録販売者として従事したい場合、実務経験は必要ではありませんが試験合格は必要項目。

試験に合格しなくては登録販売者の研修者にもなることができません。

そんな登録販売者の試験、合格率が全国平均4割程度なのをご存じでしょうか。

実務経験が不要とはいえ、難易度は高いままの登録販売者資格。

どの程度の合格率なのかをチェックしていきましょう。

都道府県別登録販売者試験の合格率

都道府県によって合格率が異なってくるため、自分の希望する受験地域は事前にチェックしておきましょう。

特に合格率の高い県と低い県では最大40%近くの差が生じる可能性も。

登録販売者試験はどこの地域の試験も受けることが可能です。

「絶対合格したい」という人は、2つの地域を同年受験しましょう。

試験日が被ってしまった場合は受験できませんが、地域によっても受験日が異なるケースが多くなっています。近隣の県の合格率と受験日を確認するのがおすすめです。

2つの県で登録販売者試験を受ける際の注意点として、同時合格した場合においてもどちらか一つの県でのみしか販売従事登録を行うことが出来ません。

二つの県で合格しても、どちらか一方は登録販売者としての勤務は不可になるため、事前に理解した上で受験することをおすすめします。

年度による合格率の違い

また、この合格率は年度によっても差が生じてきます。

2022年度の全国平均合格率は44.4%ですが2021年度は49.3%となっています。

特に差の広い千葉県の場合、2020年度は34.4%なのに対し、2021年には41.4%まで上がっています。

年度によっても出題内容、質問文の傾向が異なってくるため、過去問を解くなどして対策を練っていきましょう。

特に登録販売者試験は過去問と似た出題内容が出る傾向にあります。

過去問を解くだけでも合格率が上がってくるため、要チェック項目です。

実務経験が必要ないため、誰でも受験可能な登録販売者試験。

ですが合格率は低いのが難点となっています。

事前対策をしっかりと練って登録販売者試験合格を目指していきましょう。

実務経験がなくても試験に合格するためのポイント

登録販売者試験合格のためのポイントとして大きく3つ挙げられます。

対策を練ることで実務経験がなくても合格圏内に近づくことのできる登録販売者試験。

1 過去問を解く
2 近隣県の試験内容の傾向を知る
3 テキストだけでなく、視界的にも記憶していく

これらの勉強法を取り入れ、登録販売者試験合格をめざしてみてください。

1 過去問を解く 

登録販売者試験合格のためのコツとして「過去問」は外せません。

受験予定の地域であれば過去3年間は過去問を解いていきましょう

受験地の過去問を解くことで、その県の傾向を知れたり、出題予報を立てたりすることが可能です。

もちろん出題内容は年度によって変動。

ですが登録販売者試験の問題は記述式はなく、全てマークシート式となっています。

選択問題として前年度に上がった設問が次の年にもキーワードとして出てくるケースが多いのが登録販売者試験の特徴です。

その県の出題傾向や、よく出る成分などを事前に知っておくだけでも合格率が上がっていきます。

登録販売者試験の過去問は地域の公式HPで閲覧することが可能です。

費用等もかからないため、登録販売者の試験合格を目指している人は過去問を解くことをお勧めします。

2 近隣県の試験内容の傾向を知る

受験する県の過去問を知るだけでなく、近隣の県もチェックしていきましょう。

近隣県の場合は時間があれば過去1年分の試験問題を解く程度でもいいのですが、重視すべきは受験日がいつかどうか。

同年で自分が受験する日より先に他県が実施していた場合は要チェックです。

他の県で実際に出題されていた内容を知ることで、その年の登録販売者試験の傾向を測ることができます。

試験内容も無料でチェックすることが可能。

その年にしかない傾向があるため、他地域が先に受験する場合は内容をチェックしていきましょう。

登録販売者の試験内容は単純なものも多くなっています。

事前に傾向を知っておくことが重要ですよ。

3 視覚的にも記憶してい

多くの人は勉強をするときにテキストを読んで、ノートに重点をまとめる方法をとっているのではないでしょうか。

もちろん自分がわかりやすいようにノートにまとめるのもおすすめな勉強法の一つ。

プラスアルファの勉強法として「視覚的記憶」も取り入れてみてはいかがでしょうか。

特におすすめなのが実際に売られている薬の成分表をチェックすることです。

有名製薬会社が提供している薬であればイメージキャラクターとのつながりなどで覚えやすく、難しい成分名も記憶できること間違いなし。

特に成分名が難しいと言われている漢方や生薬は実際のパッケージを見ることで色や文字のイメージで記憶することができるためおすすめです。

覚えることが多い登録販売者試験。

ぜひ合格するためのポイント3つを押さえて勉強してみてくださいね。

実務経験がない人でもおすすめの通信講座

合格率が低く、平均でも二人に一人以上が落ちてしまうと言われる登録販売者試験。

せっかく受験するのであればもちろん合格したいですよね。

実務経験もなく、全くの初心者さんにおすすめの勉強法として通信講座が挙げられます

数多くある通信講座の中でも特に今から紹介する3つの通信講座は合格率も高くおすすめです

特徴や料金が大きく異なるため、自分に合う登録販売者講座があるかどうかチェックしてみてください。

1 たのまな…安価な価格で受講することができる。

2 三幸医療カレッジ…通学コースと通信コースの2つから選択可能。

3 ユーキャン…特徴は添削回数の多さ、質問回数の充実度。

1 たのまな

ヒューマンアカデミーが提供している「たのまな」で登録販売者合格講座を受講することが可能です。

たのまなは他の登録販売者対策講座よりも安価な価格で受講することができるのがおすすめポイント。

登録販売者対策講座に必要な金額は平均45,000円前後ですが、たのまなでは37,700円となっています。

44,800円のしっかり充実したコースもありますが、お得なコースでも十分登録販売者試験の合格を狙うことができる内容です。

登録販売者対策講座内で一番安いのが「登録販売者合格講座」37,700円(税込)です。

DVD学習とテキスト学習の2つの学習方法で試験対策を行っていく講座です。

登録販売者は記憶することが多い試験内容。

DVDで視覚的にも理解を深めて登録販売者試験合格を目指して行くことが出来ます。

テキストで勉強を行い、総問題集で自分の強み、弱点を知る。

最後にテキスト問題集で総復習を行うという流れで行えば、早くて3ヶ月で登録販売者試験合格も夢ではありません。

2つ目は「登録販売者合格総合講座」です。

受講料は44,800円(税込)で「登録販売者合格講座」に比べると5,000円ほど高額になってきますが、内容量もアップ!

「登録販売者合格総合講座」は、DVD学習とテキスト学習に加えてeラーニング学習もついてきます

eラーニング学習をスマホアプリにダウンロードすることで、隙間時間も有効活用しながら着実にステップアップすることができます。

他の登録販売者対策講座よりも比較的安価なコスパを誇るたのまな。

実務経験もなく、完全初心者で不安要素が多い人もお得な価格で登録販売者の勉強を始めることができますよ。

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2 三幸医療カレッジ

学校法人三幸学園グループが提供している三幸医療カレッジでは「通学コースと通信コースの2つから登録販売者資格の対策講座を選」することができます。

他の登録販売者対策講座と異なるのは通学講座の用意もあるところ。

通信講座でも実際に通学講座で使用されている授業の様子を収録しているため、家庭にいながらも教員の授業内容を知ることが可能です。

登録販売者試験には体の生態についてや難しい成分名が多く出てきます。

実際の授業で学び、登録販売者試験合格を目指すことが可能です。

三幸医療カレッジの強みは「登録販売者試験の合格率」です。

登録販売者試験合格率の平均が43%なのに対し、三幸医療ガレッジを受講した人の合格率は82%と約2倍。

短期間で登録販売者の試験合格を目指す人にぴったりとなっています。

通学コースという独自の特性を生かすことにより、登録販売者試験の合格者が高いのが特徴です。

この2つのコースは併用が可能なのもおすすめポイント。

通学コースで基礎を学んだ後、通信講座を受講し自己学習でステップアップを行う。

このように登録販売者試験に向け、充実に勉強することが出来ます。

コースを2つ併用した場合セット割引対応になるので、お得に受講することが可能。

さまざまな講座の用意があるので、登録販売者の試験合格を目指す人にはおすすめなプログラム内容です。

直前対策モニターの用意もあります。

実務経験がなく、初心者でも短期間で登録販売者試験に合格できることでしょう!

登録販売者受験対策講座受講料(税込)
通学コース71,280円(セット割:64,152円)
通信・DVDコース47,300円(セット割:42,570円)
通信・eラーニングコース35,200円(セット割:31,680円)
全国公開模試試験受講料(税込)
会場受験8,250円
自宅受験7,700円
直前対策モニター受講料(税込)
通学コース15,400円
通信・DVDコース14,300円
通信・eラーニングコース14,300円

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3 ユーキャン

通信学習業界大手のユーキャンをご紹介します。

一度は耳にしたことがあるであろうユーキャンの通信講座。

特徴は添削回数の多さ、質問回数の充実です。

他の通信講座では添削回数、質問回数の制限が少ないのに対し、ユーキャンでは添削回数は7回、質問も1日最大3回と充実。

実務経験がなくても不安点をしっかり質問することが出来ます。

内容量もメインテキストが4冊に分野別問題集、チャレンジ模試と、より実践的。

問題集を行うたびに添削をしてくれるため、自分の苦手分野をしっかりと把握することができます。

デジタルテキストコース(49,000円)ではテキストが全てスマホでも視聴可能。

隙間時間を有効活用して 登録販売者試験の勉強を行うことが出来ます。

業界大手で添削や質問などのサービスが手厚いユーキャンの登録販売者講座。

実務経験のない初心者でも手軽に質問や添削を受けることで登録販売者試験合格を目指すことが可能です。

より実践的な試験を受け、合格したい人におすすめの通信講座です。

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登録販売者の実務経験は不要!必要になるのは一人前になるとき。

登録販売者の資格を取るときは実務経験不要です。

試験資格に実務経験が必要ないのは登録販者に対する認知度が上がった点と言えます。

以前までは1年以上の実務経験がないと登録販売者の資格試験自体受けることができませんでしたが、現在では誰しもが受けることの可能な試験に。

実務経験の有無は全く関係がないため、悩んでいる人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

実際、筆者も全くの未経験で実務経験皆無の状態から登録販売者の試験を受け、無事合格することができました。

需要も高く、パートや正社員など様々な形態で募集している登録販売者。

薬局やドラッグストア以外でも活躍することのできる場が広がっているため、需要が高い仕事の一つです。

実務経験もなく不安な人やテキストや添削サービスのある通信講座がおすすめです。

筆者はユーキャンの登録販売者対策講座を受講し、実務経験なしの未経験で実際に半年で合格することが出来ました。

薬に詳しくなりたい人、近年需要の増している登録販売者に興味のある人など実務経験がなくても受験は可能です。

ぜひ登録販売者の試験を受けて、仕事の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

この記事を監修した人
大場ゆかり

現役保育士として勤務中に登録販売者資格を完全独学で勉強。
半年で合格した道筋をわかりやすく解説していきます。
他にも食生活アドバイザー、ビール検定など様々な資格を取得。
Webライター、ブロガーとして資格取得のコツや生活に関わる術を伝えています。

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