投稿日：2023年4月21日 | 更新日：2023年12月08日

インテリア・住宅業界で働いている人には、仕事のスキルアップや就職、転職のためにインテリアコーディネーター資格を目指す人が多いです。

働きながらスクールに通うことは難しいため、インテリアコーディネーター合格を目指して、多くの人が通信講座を利用しています。

しかし「どこの通信講座を選べばいいのかわからない」とお悩みの人も多いのではないでしょうか。

インテリアコーディネーター資格の通信講座の数は多く、金額やその他の特徴も違いがあるので、どこがいいのか判断しにくいですよね。

本記事ではおすすめの通信講座を7講座紹介します。

費用や特徴などを解説するので、比較検討できます。

また、それぞれの通信講座が「どのような人におすすめなのか」についても紹介するので、本記事を読むと、失敗しないように自分に合う講座を選べます。

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おすすめの通信講座は？

おすすめの通信講座は以下のものです。

どのような人におすすめなのか、講義の期間や受講料金なども紹介していきます。

ユーキャン

ユーキャンのインテリアコーディネーター講座は、以下の特徴・概要になっています。

ユーキャンの通信講座では、8ヶ月の標準学習期間を使用して計画的に学べるようにサポートも含め体制が整っています。

申し込みをしてから8ヶ月未満の時間しかなければ、万が一試験に落ちた場合は翌年の二次試験まで同様のサービスが利用可能です。

ユーキャンが向いている人

ユーキャンが向いている人は以下の特徴がある人です。

• スケジュールを自分で立てるのが苦手な人
• 仕事や家事、育児などで時間が作りにくい人

全10回の添削課題が出されるサービスがあるので、その課題に向けて学習を進めていくなど、スケジュールが立てやすいのもユーキャンの特徴です。

また、一日平均60分の学習でインテリアコーディネーター資格に必要な範囲が、網羅的に学習できます。まとまった学習時間を確保しにくい人におすすめです。

ハウジングエージェンシー

ハウジングエージェンシーのインテリアコーディネーター通信講座は、以下の特徴・概要になっています。

ハウジングエージェンシーは、二次試験対策のサポートのレベルが高い講座です。二次試験対策には以下の対策が用意されています。

• プレゼンテーション対策にDVDを活用している
• 「プレゼンテーション　色鉛筆による着彩必勝法」テキストがある
• 製図道具を特別価格で販売している

色鉛筆での着色を専門にしたテキストの用意まであります。

二次試験に向けて細かい準備と対応をしている講座であることがわかりますね。

それと同時に、ここまでの対策をしていることが、インテリアコーディネーター二次試験の難しさを表しています。

ハウジングエージェンシーが向いている人

ハウジングエージェンシーは、初めてインテリアコーディネーター資格を通信講座で学習する人に向いています。

回数無制限で質問ができ、二次試験のサポートに力を入れているので初心者でも合格に向けて進みやすいからです。

一次試験の学習範囲は広いですが、暗記物が多いため不明点の質問ができれば合格できる可能性が十分にあります。

そのため、難しい二次試験対策に力を入れていることがハウジングエージェンシーを選ぶポイントです。

HIPS

HIPSのインテリアコーディネーター資格対策講座は、以下の特徴・概要になっています。

HIPSは、他の通信講座と比べて費用が高額です。しかし、累計合格者は16,000人以上という全国でもトップの実績があります。

Eラーニング講義はパソコン、スマホから受講可能なため、場所を選ばずに学習できます。

また、学習進度や成績がグラフや表で表示されるため、苦手なジャンルなどがすぐにわかり弱点の克服や対策が行いやすいです。

復習のためのテストがWEB上で受けられるので、自分が理解できているか覚えているか確認できます。

HIPSが向いている人

HIPSが向いている人は、以下の特徴がある人です。

• 予算をかけられる人
• 実績を重視したい人

多くの通信講座の金額が40,000〜50,000円台であることを考慮すると、高額な講座です。

予算をかけられる人がおすすめです。

また、数字で実績を公開して高い合格率の結果があることから、実績を重視したい人にも向いています。

ハウジングインテリアカレッジ

ハウジングインテリアカレッジの「インテリアコーディネーター 一次二次総合通信講座」は、以下の特徴・概要になっています。

ハウジングインテリアカレッジは、募集人数を200人までに制限することでサービスの質を維持しています。

学習を進めていく過程で「学習レポート」で自分の状況把握ができるため、スケジュールを組みやすいことも特徴です。

ハウジングインテリアカレッジが向いている人

ハウジングインテリアカレッジは、以下の特徴がある人に向いています。

• まとまった勉強時間が確保しにくい人
• スケジュールを組むのが苦手な人
• 実績や講師の質を重要視する人

動画で学習できるため、隙間時間に学べます。そのため、勉強時間を確保しにくい人に向いています。

また、通信講座を30年以上開講し、専任講師にはインテリアコーディネーターの資格試験に精通した実務経験者を配置しています。

「学習レポート」システムもあるため、スケジュール作成が苦手な人や講師にこだわる人に向いています。

フォーサイト

フォーサイトのインテリアコーディネーター通信講座は、以下の特徴・概要になっています。

フォーサイトは、3ヶ月の短期間のオリジナルカリキュラムを作成しています。

短期間のため、効率のよいスケジュールで学習しなければいけません。

そのために「戦略立案編」では学習プランの立て方や、モチベーションを維持する方法などを解説して効率的な学習環境を整えます。

フォーサイトが向いている人

フォーサイトが向いている人は、以下の特徴の人です。

• 安く済ませたい人
• 短期間の集中型で取り組みたい人
• 実務経験や知識がある人

3ヶ月という短い期間なので、インテリア・住宅業界で働いていて経験や知識が多少でもある人に向いています。

また、他の通信講座よりも受講料が安いので、安く済ませたい人や短期間集中して取り組みたい人に向いています。

産業能率大学総合研究所

産業能率大学総合研究所のインテリアコーディネーター通信講座は、以下の特徴・概要になっています。

産業能率大学総合研究所には「SANNO Web Support」サービスがあります。

Webで現在の学習状況を確認できるサービスです。

受講生なら無料で利用できます。

動画講義はありませんが、テキストはeText（電子書籍）での閲覧もできるため、場所を問わず学習できます。

産業能率大学総合研究所が向いている人

産業能率大学総合研究所が向いている人は、以下の特徴の人です。

• 安く済ませたい人
• 独学に慣れている人
• インテリアコーディネーターの勉強経験がある人

受講料40000円台の講座は少ないため、安く済ませたい人におすすめです。

テキストはオリジナルではなく、インテリア産業協会のテキストを使用しています。

そのため、初めて学習する人よりも、インテリアコーディネーター資格の勉強経験がある人のほうが向いています。

日建学院

日建学院のインテリアコーディネーターの通信講座は、以下の特徴・概要になっています。

多くの実績を残しているHIPSの専門講師が、各分野で対策テキストを解説します。

WEBの映像講義で効率的な学習が可能です。

二次試験対策では、プレゼンテーション講義で平面図やパースの書き方を映像で学習します。

解説を聞きながら映像で学べるため、合格するポイントをふまえた作図方法が習得できます。

日建学院が向いている人

日建学院が向いている人は、以下の特徴の人です。

• 予算に余裕がある人
• 学習時間が取れる人

日建学院は単科コースしかなく、一次試験対策と二次試験対策がセットになっている講座がありません。

また、受講料も高額です。そのため、予算と時間が準備できる人に向いています。

ただ、単科コースのみのため、一次試験と二次試験のどちらかに集中して学習を進めたい人にはおすすめです。

後悔しない通信講座を選ぶポイントは？

後悔しない通信講座を選ぶポイントは以下の5つです。

講座費用

インテリアコーディネーターの通信講座費用は、安ければいいというものではありません。

しかし、生活や予算の都合もあるためできるだけ抑えたいですよね。

通信講座は40,000〜50,000円台が相場なので、40,000円台なら安いほうです。

金額と、サポート体制や実績などのバランスを確認して検討しましょう。

自己投資としてインテリアコーディネーター資格を目指すのであれば、資格手当や転職などの給与アップで資格取得後に講座費用を回収できるか事前に確認することが大切です。

教材の質

テキストや問題集のわかりやすさは重要なポイントです。

以下の点に注目して比較してみましょう。

説明文章の羅列ではわかりにくい反面、図解やイラストが多すぎる場合は内容の説明不足でポイントを押さえられていない可能性があります。

文章と図解の量のバランスが取れていて、自分にとって理解しやすい教材を選びましょう。

また、本試験の過去問題集が何年分準備されているのか、という点も大切なポイントです。

インテリアコーディネーター試験では過去に出題されたものと類似した問題が出題されます。

対策方法として、過去問題集を何年分も練習問題として解いたり、本番を想定して時間を測りながら解いたりして学習することが有効です。

受講前にテキストの内容を全て把握することはできないので、SNSや口コミからの情報などを利用しましょう。

インテリアコーディネーター通信講座のホームページ内には、「合格者の声」というかたちで口コミが掲載されています。

注意点としては、当然ですが、ほとんどが「よかった面」の内容ばかりです。

不合格になった人や満足いかなかった点については、ほとんど口コミ情報がありません。

そのため、情報の真偽の確認が大切ですが、SNSなども活用し「良い点、悪い点両方の情報を集めること」が重要です。

学習サポートの体制

普段の学習をサポートしてくれる体制が整っているのか受講前に確認しましょう。

以下のポイントが重要です。

不明点が出た際に早めに解決できる講座がおすすめです。

メールの質問対応サポートをしている講座が多いですが、解答までにどれほど時間がかかるのか確認しておきましょう。

添削指導は二次試験対策に有効です。

二次試験は初心者にとって困難な製図問題があるため、添削指導がある講座をおすすめします。

スケジュール管理のシステムがある、もしくは本試験までのスケジュール調整を相談できる通信講座がおすすめです。

日々の仕事などで学習に割ける時間は、個人で大きく異なります。

さらに、インテリアコーディネーター資格の取得に向けて動き出したタイミングも人によって違います。

効率よく学習するためには、自分に適しているスケジュール管理が必須です。

初心者が挑戦しやすい環境

初心者でも取り組んでいきやすい学習環境が整っているかどうかも確認しておきましょう。

他業界の受講者や、初学者が合格している実績などがあれば安心感があります。

講座や講師への信頼にもつながるため、受講先の候補として選びやすいです。

講座の信頼と実績

通信講座の実績も講座先を選ぶポイントです。

• インテリアコーディネーターの資格の講座を、どれほどの期間開講してきたのか
• 合格者の人数や割合の結果を数字で公開しているか

上記の2点が通信講座を決める上で大切な情報です。

合格者の人数や割合は公開していない通信講座が多いので、実際に受講した人の口コミやSNSなどからの情報を精査した上で、通信講座を決めましょう。

独学でインテリアコーディネーターの取得はできるのか？

通信講座は費用がかかるため、独学でインテリアコーディネーター資格を取得できないかと検討する人もいると思います。

結論は「不可能ではないが難しい」です。

一次試験の勉強範囲は広範囲になるため、スケジューリングをしながら出題されやすいポイントを調べ、考えての独学は非常に困難でしょう。

また、2023年からは一次試験の試験方法がCBT方式に変わります。

CBT方式とはパソコンで受ける試験のことです。

従来の、試験会場でマークシートを鉛筆で塗りつぶす方式から大きく変わります。

このような試験方式の変更に伴う受験対策ポイントや住宅に関する法改正など、最新情報を得にくいことも、独学のデメリットです。

二次試験は製図と論文です。

初学者は勉強方法から調べなくてはいけないため、図面の書き方を教わったことがない人は、独学では難しいでしょう。

製図方法のコツや色鉛筆での着色方法など、教わらなければわからないことが多いです。

ただ、以下の人なら独学でもインテリアコーディネーター資格に合格できる可能性があります。

• 業界での勤務経験者で知識がある
• インテリア、住宅関係の学校を卒業している

インテリア・住宅業界に関係する専門学校に通っていた人や、既に業界で働いているという人なら市販のテキストを使った独学でも合格を目指せます。

豊富な知識があり、製図した経験がある人なら合格できる可能性は高いでしょう。

まとめ

インテリアコーディネーター資格を取得するために、おすすめの通信講座を7講座紹介しました。

以下の7講座です。

それぞれどのような人に向いているのかも解説しています。

通信講座の特徴を知った上で、後悔しない通信講座を選ぶために以下の5つのポイントを押さえましょう。

このポイントを重点的に比較検討することで通信講座選びが失敗しにくくなります。

インテリアコーディネーター資格は難易度が高いため、独学での学習はあまりおすすめできません。

インテリアコーディネーターは、安心して暮らせる住まいや空間を作り上げていくことが仕事です。

無理な独学ではなく、通信講座やスクールを利用して正確に資格の内容を学んだ上で取得すると、その後も大いに資格の知識が役立ちます。

自分に適した通信講座を選択し、資格取得を目指すことをおすすめします。

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