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投稿日:2022年6月23日 | 更新日:2024年04月22日
「秘書検定って?」
「秘書になる人が取得する試験じゃないの?」
秘書検定に対してこのような偏見を持っている方、多いのではないでしょうか?
名前から想像する限り自分には関係のない資格だと考えてしまうのも無理はありません。
しかし実際はこの資格、持っていると社会人や学生にもたくさんのメリットがある資格なんです。
「就活で活かせる」という噂を聞いて、秘書検定に興味を持った人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな方々のために、秘書検定について、メリット・合格率・難易度まで様々な角度から詳しくまとめていきたいと思います!
この記事で分かること
- 秘書検定とは社会人としての基本的な常識が備わっているかを問う試験
- 合格率・難易度
- 受験するメリット4つ
- 秘書検定を男性もとるべき理由
※この記事は2024年1月時点の情報です
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秘書検定とは?
さて、秘書検定とはどんな資格・試験なのかについて触れていきたいと思います。
秘書検定とCBS(国際秘書)検定
まずはじめに、日本で受けられる秘書検定の種類は2つあります。
「秘書検定」と検索をかけると、「秘書検定」と「CBS(国際秘書)検定」の2つがヒットするのではないでしょうか?
これらの違いから説明していこうと思います。
CBS(国際秘書)検定とは?
CBSとは、「Certified Bilingual Secretary」の略であり、一般社団法人日本秘書協会主催の国際秘書検定です。
英語と日本語をコミュニケーションの手段として運用できる、実務処理能力、人間性ともに優れたオフィスプロの育成を目的としています。
試験は「プライマリー試験」と「ファイナル試験」の2種類に分かれており、前者の合格者には「準CBS認定証」が、後者には「CBS認定証」が与えられます。
各試験の合格率は、プライマリー試験で例年およそ50~70%、ファイナル試験でおよそ20~30%です。
とりわけファイナルはなかなか難しい試験となっていますが、受験対策として、日本秘書協会が開催する各種セミナーに参加するのが望ましいでしょう。
秘書検定とは?
CBS(国際秘書)検定が、一般社団法人日本秘書協会主催の国際秘書検定である一方、秘書検定は、公益財団法人 実務技能検定協会が主催する試験です。
秘書に求められる知識・技能について問う試験ですが、秘書になりたい人に限らず誰でも受験が可能で、相手に「感じがよい」という印象を与えるにはどのようにしたら良いか、試験問題を通して学べるようになっています。
資格取得の過程で身につく知識やスキルは主に以下の5つです。
- 社会的常識と経営管理に関する知識
- マナーや話し方、接遇などの知識、スキル
- 会議、文書作成、資料管理などの仕事を行う上の知識、スキル
- 秘書としての仕事を行う上での資質
- 秘書の基本的な役割
このように、試験に合格すると、秘書に求められる知識・技能のみならず、一般常識や敬語の使い方、電話応対やビジネス文書の作成など、社会人に欠かせない能力などが身についていることも証明できます。
秘書検定は、社会人として・仕事をするうえで必要な能力を証明できる資格です。
今回扱う「秘書検定」
すなわち、CBS(国際秘書)検定は国際的に活躍できるオフィスプロの能力を証明できる資格で、秘書検定は日本において、社会人として・仕事をするうえで必要な能力を証明できる資格だという違いがあります。
今回は、後者の公益財団法人 実務技能検定協会による秘書検定について、詳しくまとめていきたいと思います。
秘書検定の試験について
秘書検定がどんな試験なのかざっくりと理解したところで、具体的な試験形態についても見ていきたいと思います。
秘書検定の試験形式
秘書検定試験 | ||||
3級 | 2級 | 準1級 | 1級 | |
試験形式 | 筆記試験のみ | 筆記試験+面接試験 | ||
マークシート形式および記述形式 | すべて記述形式 | |||
CBT(Computer Based Test)有り | CBT無し | |||
難易度 | 易 難 | |||
試験実施回数(CBTは異なる) | 年3回 | 年2回 | ||
試験地 | 全国各地 | |||
値段(CBTは異なる) | 3,800円 | 5,200円 | 6,500円 | 7,800円 |
秘書検定には「3級」「2級」「準1級」「1級」の4つの級があり、すべての級の筆記試験で「理論」と「実技」の知識が問われます。
出題形式は、3級から準1級まではマークシート形式および記述形式、1級はすべてが記述形式での出題です。
さらに準1級と1級には、筆記試験合格後に面接試験があります。
面接試験はロールプレイング形式で行われ、秘書にふさわしい所作が身についているかが問われます。
全体として社会人としてマナーを身に付けるために受験する人が多いのが3級や2級で、会社の経営者や役員の秘書として活躍するために受ける人が多いのが準1級や1級の試験です。
CBT試験について
また3級と2級のみ、Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)通称CBTによるオンラインでの試験方式が2021年より行われています。
2021年より、オンライン(全国のテストセンター)でいつでも秘書検定2級・3級を受験することができます。(※1級・準1級は変わらず6月・11月の対面試験のみ)
申し込み期限は希望する受験日の3日前まで、試験結果はその場で知ることができる画期的なシステムです。
全国47都道府県の350会場で受験可能なため、従来のペーパーテストと比べると非常に利便性が向上しました。
こちらから詳細が確認できます。(文部科学省後援 ビジネス系検定|CBT試験について)
都合のよい時に受験したい方や、合否結果を早く知りたい方におすすめです。
秘書検定の合格基準
筆記試験問題は、前述したようにすべての級で「理論」と「実技」に分けられており、それぞれ60%以上正解しなければ合格できません。
理論は「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」の3科目、実技は「マナー・接遇」「技能」の2科目からの出題となります。
秘書検定の受験者層
以下のグラフは、試験の主催者である公益財団法人 実務技能検定協会が公表していた第125回の試験データです。
全体として、受験者の約8割は学生で、約15%が社会人となっています。
主に学生が多く受ける試験だということがお分かりいただけるでしょうか?
秘書検定の合格率
次に、「秘書検定の合格率」を詳しく見ていきましょう。
今回は第115回(平成30年)~第125回(令和3年度)までのデータをもとに、各級ごとに見ていきたいと思います。
※2020年度(平成31年度)の試験は、新型コロナウイルスの影響で中止となったため、第121回の試験は実施されませんでした。
三級 合格率
まずは一番難易度の低い3級の試験の合格率推移から見ていきましょう。
3級 | ||||
回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第125回 | 令和3年 | 11,303 | 7,877 | 70% |
第124回 | 11,979 | 8,406 | 70% | |
第123回 | 12,396 | 9,763 | 79% | |
第122回 | 令和2年 | 17,845 | 14,607 | 82% |
第120回 | 11,726 | 8,178 | 70% | |
第119回 | 令和元年 | 11,858 | 6,220 | 53% |
第118回 | 14,375 | 10,244 | 71% | |
第117回 | 平成31年 | 11,548 | 7,714 | 67% |
第116回 | 平成30年 | 13,175 | 7,321 | 56% |
第115回 | 15,382 | 8,508 | 55% |
(小数点以下は四捨五入)
過去10回の試験の合格率平均は約68%。
年度によって合格率の幅が82%~53%と大きく異なりますが、比較的高い合格率となっています。
換算するとおよそ10人に7人が合格する試験となっており、秘書検定の3級は、誰でも受けやすい試験だといえるのではないでしょうか。
二級 合格率
次に、2級試験の合格率推移を見ていきましょう。
2級 | ||||
回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第125回 | 令和3年 | 20,390 | 11,921 | 59% |
第124回 | 23,115 | 12,615 | 55% | |
第123回 | 23,606 | 13,344 | 57% | |
第122回 | 令和2年 | 31,308 | 20,060 | 64% |
第120回 | 19,004 | 10,485 | 55% | |
第119回 | 令和元年 | 25,629 | 12,523 | 49% |
第118回 | 28,284 | 19,919 | 70% | |
第117回 | 平成31年 | 19,911 | 9,535 | 48% |
第116回 | 平成30年 | 27,212 | 15,140 | 56% |
第115回 | 28,920 | 15,637 | 54% |
(小数点以下は四捨五入)
過去10回の試験の合格率平均は約57%。
年度によって合格率が例外的に高くなっている年度もありますが、比較的合格率は50~60%で安定しています。
換算するとおよそ10人に6人が合格する試験となっており、秘書検定の2級も3級と同じく、誰でも受けやすい試験だといえるのではないでしょうか。
準一級 合格率
次に、準1級試験の合格率推移を見ていきましょう。
準1級 | ||||
回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第125回 | 令和3年 | 3,894 | 1,624 | 42% |
第124回 | 4,156 | 1,620 | 39% | |
第123回 | ||||
第122回 | 令和2年 | 2,897 | 1,936 | 40% |
第120回 | ||||
第119回 | 令和元年 | 4,515 | 1,992 | 44% |
第118回 | 4,862 | 1,944 | 40% | |
第117回 | 平成31年 | |||
第116回 | 平成30年 | 4,829 | 1,957 | 41% |
第115回 | 5,118 | 2,073 | 41% |
(小数点以下は四捨五入)
過去7回の試験の合格率平均は約43%。
合格率は40%台で落ち着いています。
換算するとおよそ10人に4人が合格する試験となっており、当然ながら秘書検定のなかでは最も合格率の低い試験となっています。
一級 合格率
次に、1級試験の合格率推移を見ていきましょう。
1級 | ||||
回 | 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第125回 | 令和3年 | 897 | 305 | 34% |
第124回 | 899 | 231 | 26% | |
第123回 | ||||
第122回 | 令和2年 | 1,084 | 325 | 30% |
第120回 | ||||
第119回 | 令和元年 | 1,044 | 264 | 25% |
第118回 | 987 | 291 | 30% | |
第117回 | 平成31年 | |||
第116回 | 平成30年 | 1,073 | 237 | 22% |
第115回 | 1,090 | 260 | 24% |
(小数点以下は四捨五入)
過去7回の試験の合格率平均は約27%。
合格率は35~20%と、やや年度によって波があるようです。
換算するとおよそ10人に3人が合格する試験となっており、秘書検定の2級も3級と同じく、誰でも受けやすい試験だといえるのではないでしょうか。
秘書検定 合格率 まとめ
各試験の合格率は以下のようになっています。
このように、やはり難易度が高くなるにつれて合格率も格段と下がっているのが分かります。
秘書検定の級別 難易度
ざっくりと秘書検定の合格率が分かったところで、秘書検定の難易度を見ていきましょう。
三級 難易度
秘書検定の3級は比較的簡単な内容となっており、高校生なども受験する、誰にでも受けやすい試験となっています。
秘書検定の入門編として、秘書検定を初めて受験する方にもとてもおすすめの試験です。
また秘書検定には2級と3級との併願制度が存在し、しかも3級の試験範囲は2級と同じになっているので、特別な試験対策をしなくても2つの級を受験することができます。
併願受験をすることで、仮に2級が不合格でも3級が滑り止めの役割を果たしてくれます。
合格に必要な勉強時間
およそ20~40時間
1日当たりの勉強時間を仮に2時間だとすれば、およそ10日~20日の勉強で合格できるということです。
大学受験をする受験生に当てはめてみると、仮に彼らの勉強時間を1日8時間とした場合、たった2.5日~5日の追い込み勉強で、合格できる試験だということになります。
もちろん、勉強の仕方や合格までに必要な勉強時間はひとそれぞれ。
一概に誰もがこの時間で合格できるわけではありません。
しかし、他の資格試験とくらべると秘書検定は、知名度とやりやすさを両方兼ね備えている、非常にコスパのいい資格といえるのではないでしょうか?
二級 難易度
秘書検定の2級も比較的秘書検定のなかでは比較的簡単でやりやすい試験だといわれていますが、3級の内容に加えて、接客用語が正しく使えるか、短い報告や説明を行えるか、社内外の文書を作成できるかなどが問われます。
大学生や一般の社会人が受けるのにはちょうど良い難易度となっており、社会人としての理想的なふるまい・スキルが身に付きます。
合格に必要な勉強時間
およそ30~50時間
1日当たりの勉強時間を仮に2時間だとすれば、およそ15日~25日の勉強で合格できるということです。
大学受験をする受験生に当てはめてみると、仮に彼らの勉強時間を1日8時間とした場合、およそ4日~6日の追い込み勉強で、合格できる試験だということになります。
準一級 難易度
秘書検定準1級になると、試験内容が一次試験と二次試験に分かれます。
一次試験の筆記試験に合格した人のみが二次試験の面接に進めます。
面接は3人1組のロールプレイング形式で、挨拶・報告・状況対応という3つの課題をその場でこなします。
そのため、専門的な知識を身につけるだけでなく、それにふさわしい話し方や動作、態度などの練習も必要です。
一般秘書としての対応力や判断力が求められるので、学生だけでなく社会人や現役の秘書も受験する試験となっています。
合格に必要な勉強時間
およそ45~120時間(個人差有)
1日当たりの勉強時間を仮に2時間だとすれば、およそ20~60日(1~2ヶ月)の勉強で合格できるということです。
大学受験をする受験生に当てはめてみると、仮に彼らの勉強時間を1日8時間とした場合、およそ5日~15日の追い込み勉強で、合格できる試験だということになります。
一級 難易度
秘書検定1級も、筆記試験を行う一次試験と面接を行う二次試験に分かれています。
一般秘書を想定した準1級とは違い、1級は上級秘書向けの試験となっているため、さらに高難度の知識と技能を問われます。
筆記試験も、もともと選択式だったものが、全問記述式となり、先読みした上司のサポートための多面的な思考力が必要です。
面接は2人1組のロールプレイングで行われることが多く、準1級よりさらに難易度は高くなっています。
合格に必要な勉強時間
およそ45~120時間(個人差有)
準1級と同じく、秘書検定の1級合格に必要な勉強時間はおよそ45~120時間です。
1日当たりの勉強時間を仮に2時間だとすれば、およそ20~60日(1~2ヶ月)の勉強で合格できるということです。
大学受験をする受験生に当てはめてみると、仮に彼らの勉強時間を1日8時間とした場合、およそ5日~15日の追い込み勉強で、合格できる試験だということになります。
秘書検定 難易度 まとめ
これまでの内容をまとめていくと、以下のようになります。
難易度の指標は一概に合格率や勉強時間だけでは示せませんが、ある程度の目安にはなるでしょう。
是非とも参考にしてみてください。
秘書検定を取るメリット
それでは、次に秘書検定を取るメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
秘書検定を取ることの主なメリットは、大きく分けて以下の4つです。
①社会人に必要な知識・マナーを身に付けられる
②事務のスキルを身に付けられる
③印象をよくするスキルを身に付けられる
④就活・転職で活かせる
①社会人に必要な知識・マナーを身に付けられる
秘書検定を受験する最も大きなメリットは、社会人に必要な知識・マナーなどを学び、身につけることができるということです。
秘書検定で出題される問題の多くは社会人としてのマナーや教養を問う問題です。
その内容も多岐にわたり、正しい敬語やビジネスシーンにふさわしい身だしなみなどをはじめ、お茶の出し方、電話対応、来客対応までに及びます。
大人として必要な言葉遣いや知識を身に付けることができるので、学生ではあまり学ぶ機会がない社会常識を体系的に学習できる数少ない資格となっています。
このスキルは、就職活動を行う際にも、実際に社会人として働く際にも、大いに活かせるスキルとなるでしょう。
②事務のスキルを身に付けられる
秘書検定では、マナーや常識のみならず、仕事で必要となる文書作成や電話対応などのスキルも学ぶことができます。
普段はSNSなどを通して砕けたやり取りを行うことができるため、実際に社会人として必要とされる文書作成や電話対応のスキルにまったく自信がない…という方も多いのではないでしょうか?
文章作成や電話対応ができない人が増えているという声も、近年企業側から聞こえます。
そんななかで、入社前からビジネス文書の作成方法や電話対応のスキルが身についていれば、就職活動でのアピールとなるのはもちろん、就職後にスムーズに周りがつまづくポイントを優にクリアすることができるでしょう。
秘書検定の資格が社会人としての大きな武器となることは、間違いないでしょう。
③印象をよくするスキルを身に付けられる
言葉遣い、話し方、立ち居振る舞いなどは、その人の印象を大きく左右する要素の1つです。
また、予期しないトラブルが起きたときには、その人の人柄が試されます。
瞬時に的確な判断をし、柔軟に対応できれば、周囲から一目置かれることができるでしょう。
自身の印象をよりよくするために、秘書検定が役立つこと間違いなしです。
④就活・転職で活かせる
一般的に、秘書検定2級以上を取ると、就職活動で役立つといわれています。
3級は言葉遣いや身だしなみなどのやや基礎的な問題が多く、入門的なレベルであることから、就活のアピール材料としては物足りないようです。
2級以上であれば、ビジネスに必要なマナーや知識、一般常識が身についていると証明でき、就活で大いに活かすことができます。
1級の場合、面接試験があるのでより実践的な知識があることをアピールできます。ビジネスマナーなどの、働く上ですぐに必要になるスキルを持っているとみなされるため、即戦力として期待されます。
2級でも、敬語や振る舞いなど社会人としてのマナーが身に付いていることをアピールできるため、面接官に良い印象を与えることが可能です。
また、秘書検定の3級が全く意味ないわけではありません。
秘書検定を3級しか持っていなくても、持っているなら履歴書に記載するのをおすすめします。
履歴書の資格欄が白紙になってしまうのを防ぐには、秘書検定はぴったりの資格です。
秘書検定メリットまとめ
以上のように、秘書検定を取得すると、このようなメリットがあります。
①社会人に必要な知識・マナーを身に付けられる
②事務のスキルを身に付けられる
③印象をよくするスキルを身に付けられる
④就活・転職で活かせる
秘書検定の試験問題の中には基本的なビジネスマナー、上司・他部署や取引先等に対する正しい対応の仕方などが含まれています。
秘書に必要とされている能力であるこれらのスキルは、秘書でなくても社会人ならスムーズにこなすのが望ましいです。
秘書検定を持っていれば、社会人としての必要最低限のスキルを正しく使えることがアピールできます。
これは就活や転職はもちろん、働き始めてからも役立つスキルです。
これからの自分のために大きな武器となることも違いでしょう。
秘書検定の資格は男性でも役立つ?
「就活で活かせると聞いたけど、誰でも活かせる訳じゃないんじゃないの…?」
「男性でも活かせるの…?」
そのように感じている方も多いのではないでしょうか?
結論から述べると、秘書検定の資格は男性にとっても大いに役に立つ資格です。
もちろん、受験者のほとんどが女性であるというのは事実です。
受験者の男女比に関するデータは正式に公表されていませんが、実際に受験した人の意見を聞くと、受験者のうち9割またはそれ以上は女性とのことです。
秘書検定を受験することのデメリットとして、男性の受験者が少なくて受験会場で気が引ける…というような口コミもあります。
しかし、秘書検定は社会人としての「人間力」を養い、社会人として胸を張って活躍できるのを手助けする資格です。
前でも述べたように、秘書検定の資格を取得することのメリットは大きく分けて4つあり、以下のようになっています。
①社会人に必要な知識・マナーを身に付けられる
②事務のスキルを身に付けられる
③印象をよくするスキルを身に付けられる
④就活・転職で活かせる
これは秘書だけでなく、社会人として持っておきたい基本的なマナー・スキルです。
そのため、秘書検定で求められるスキルは、社会人として、男性も是非とも備えておくべきスキルなのです。
また、取得者の多くが女性であるという性質上、男性が秘書検定を持っているということ自体が珍しく、興味を持ってもらえるきっかけになります。
就職・転職の際にひと際印象に残るうえ、秘書検定を取ろうと思った意欲や取るために費やした時間が評価の対象となるでしょう。
多くの取得者ががコストパフォーマンスの高い資格だと口にしていることからも、社会的な印象や評価が高い資格であり、男性でも取得するメリットが多いといえます。
いきなり2級を受けても大丈夫?
前でも述べたように、一般的に就活に活かせるのは2級からだといわれています。
そんなことを聞いてしまっては、「3級って受ける意味ないんじゃない?」と思ってしまっている方も少なくないはず。
みなさんも「可能なら3級飛ばして2級から受けたい…」なんて思っているかもしれないですね。
いきなり二級を受験することは大丈夫なのでしょうか?
結論から述べると、秘書検定は2級から受けてもほとんど問題ないです。
一般に、3級に求められているレベルは新入社員に期待するレベル、2級に求められているレベルは社会人1〜3年目に求められるレベル、と言われています。
このように見てみると、2級と3級にはそんなにレベルの差がないように思われますね。
また、3級は受験生の多くが高校生です。
そのため、高校生が受けるレベルの試験を受験し履歴書に記載したとしても、履歴書がまっさらになるのは防げるものの、あまり目を引く部強みにはならないでしょう。
ですから、三級をとばしていきなり二級から受験するのも妥当な手段だといえるのではないでしょうか?
独学で合格できる?
秘書検定について詳しく分かってきて、秘書検定の受験を真剣に考え始めた方も多いのではないでしょうか?
そんなときに気になるのは、秘書検定は独学できるのかということですよね。
「できるだけ費用をかけたくない」
「予備校に通っている暇がない」
などの悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
秘書検定は独学で勉強できるのでしょうか?
級によっては独学が可能
秘書検定の試験は、級によっては独学が可能です。
前でも述べたように、秘書検定の3級は、高校生が受ける新社会人に求められるレベルの基本的なビジネスマナーが出題されます。
高校生でも合格できるレベルなので、試験自体そこまで難しくないレベルだと言えます。
ですから、3級、そしてそれよりやや難しくなる2級なら、市販のテキストを用いた独学の勉強が可能でしょう。
しかし、面接試験・筆記試験がある上の級では、独学は難しいといえます。
準一級・一級はあまり合格率も高くない試験なので、面接試験では特にフィードバックが必要になるでしょう。
また1級の試験に関しては、筆記試験がマークシート形式ではなく全て記述形式です。
効率よく勉強をしていくためには、独学ではなくプロによるフィードバックが必要になるでしょう。
通信講座がおすすめ
本サイトでは、通信講座での勉強をおすすめします。
なぜなら
- 効率よく勉強できる
- プロからのフィードバックをもらえる
- テキスト選びに困らない
- 独学より、合格に近づくことができる
以上のようなメリットがあるためです。
比較的難易度の高くない秘書検定の試験ですが、誰しも初めての受験では慣れておらず不合格になってしまう可能性も大いにあります。
そんなリスクを負うよりも、試験の専門家の指導のもとで勉強をし、より確実に合格したいですよね。
是非皆さんも通信講座を用いて秘書検定の合格を目指してみてはいかがですか?
秘書検定の通信講座一覧
秘書検定の通信講座には、以下のようなものがあります。
詳しいコースの内容・価格などは、各講座の公式webサイトをご覧ください!
秘書検定その他の試験情報
その他詳しい秘書検定の試験情報について、まとめていきたいと思います。
2024年度試験日程
試験日 | 受付期間 | |
第132回 | 2024年2月11日(日) | 2023年12月4日(月)~2024年1月16日(火) |
第133回 | 2024年6月16日(日) | 2024年4月5日(金)~5月14日(火) |
第134回 | 2024年11月17日(日) | 2024年9月4日(水)~10月15日(火) |
第135回 | 2025年2月9日(日) | 2024年12月9日(月)~2025年1月14日(火) |
*1級・準1級は6月と11月のみの実施となります。
2024年度試験会場
全国各地の試験会場
都道府県・エリアごとに、ブロック分けがなされている。
自分の希望のブロックを選択し、そのブロック内で受験を行う。
受験料
3級 | 2級 | 準1級 | 1級 | |
値段(CBTはCBT事務手数料が別途かかります) | 3,800円 | 5,200円 | 6,500円 | 7,800円 |
受験資格
なし
合格基準・筆記試験出題領域
全級とも試験は「理論」と「実技」に領域区分され、それぞれの試験が60%以上の時合格。
表彰制度
成績優秀者および優秀団体には、文部科学省、日本秘書クラブおよび公益財団法人 実務技能検定協会より、表彰が行われています。
【個人】
- 文部科学大臣賞
- 実務技能検定協会 優秀賞
- 日本秘書クラブ 会長賞
【団体】
- 文部科学大臣賞
- 実務技能検定協会 優秀賞
- 実務技能検定協会 感謝状
まとめ
今回は、秘書検定ついてあらゆる角度から詳しく見てきました。
これまでの内容をまとめると以下のようになります。
- 秘書検定とは社会人としての基本的な常識が備わっているかを問う試験
- 合格率は級によって異なるが、3級は約68%、2級は約57%、準1級は約43%、1級は約27%
- 合格するまでに必要な勉強時間も級によって異なるが、3級・2級はおよそ20~40時間、1級・準1級はおよそ45~120時間
- 社会人に必要な知識・マナーを身に付けられる
- 事務のスキルを身に付けられる
- 印象をよくするスキルを身に付けられる
- 就活・転職で活かせる
- 男性でも取得するべし
- 級によっては独学が可能
取得することでたくさんのメリットがあるうえに、比較的取得しやすい秘書検定。
是非皆さんも受験してみてはいかがですか?
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