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投稿日:2024年7月24日 | 更新日:2024年08月01日
「営業職」は聞きなじみのある職種で、誰もが経験したことがあるかもしれません。
その業務内容は多岐にわたり、決まった営業スタイルも特にないので企業によって全く異なります。
だからこそ、難しく、頭を悩ませたことがある営業職の方も多いのではないでしょうか。
今回は顧客のIT活用による経営課題解決策を提案できる営業スキルを身につける資格、「ITPS」を提供している日本コンサルタントグループの原田さんにご協力いただき、取材をさせていただきました。
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コンサルティングのメンバー育成・組織づくり
原田さん、本日はよろしくお願いいたします!
改めて原田さんのご経歴をご教示いただけませんか。
はい、よろしくお願いいたします。
日本コンサルタントグループの原田と申します。
日本コンサルタントグループに入って、経営コンサルタントを21年させてもらっています。特に売上を上げていくようなプロジェクトに関わり、コンサルティングや研修をさせてもらっています。
その一貫として営業の教育をずっとやってきています。
今はコンサルティング本部の本部長をさせてもらっていて、20人のメンバーを育成・管理しています。
メンバーの育成に力を入れているのですね!
コンサルティング領域ではいろいろあるとは思いますが、特に人に関するテーマに特化しているとお見受けいたしました。
こちらに関して詳しくお伺いしたいです。
例えば、人の能力を評価しそれを数値化するとか、組織をどうやって作れば効率的にメンバーが動くのかを考たり、人材育成を行ったりするようなコンサルティングを実施します。
私の中では、コンサルは淡々と数値改善をしていくイメージがありましたが、組織作りにも携われるのは意外だと思いました。実際どういう風に業務を進めていくのですか?
もちろん数値改善もありますが、
コスト削減よりも売上数値を増やしていく方になります。
売上を上げていくためにどこの市場を攻めるか、そこに何人配置させて組織を動かすかなど。
例えば、九州の福岡っていう市場を攻める時に、ターゲットのお客さんがどれくらいいるのかを調べて、そこに一日何件くらいアプローチして、そこに3人営業担当がいるから市場に張り付けさせて動いていこうなどを設計する仕事です。
なるほど。
顧客の困りごとに対して「こういう風にやったらいいですよ」という感じで導いてくださるのですね。
そうですね。
人のモチベーションが上がる仕組みってあるじゃないですか。
やる気にさせるために、努力すれば目標達成できる目標を設定し、やり方を示してあげるとか、そういう人を動かすための手法など、そのあたりをお客さんにお伝えしています。
今、コロナが明けて市場自体が良くなってきているので、営業の育成には力を入れる会社も多くなってきています。
特に情報システムを絡めた新しい事業とか、新しい技術を取り入れた仕組みをつくろうという会社が多いですね。
それこそシステム面とかだと、人の部分ってあまりいらなくなっちゃいそうなイメージがありますけど、あくまでもその情報システムという商材の売り方の教育が必要ということですね。
そうですね。
あとは情報システムをうまく活用して人を動かすこともやります。
たとえば営業に行ったときのお客様のニーズをデータベースに入れるようにするとか、それを人に共有するとか、うまくシステムを使っていくと効果的ですよね。
「課題に向き合う」? ITPSテストとは?
お話を聞かせてもらっている限りだと、営業担当者の能力を基本として、資格にするとなると、かなり測るのが難しい気がしましたがいかがですか?
営業のステップは何パターンかありますが、その中でもITPSはソリューション営業という、理論の中のステップを組んでいるので、それは測ることができます。
ITPSの提唱しているプログラム体系ですね!
このステップに関しては養成講座でも取り扱っていましたね。
こちらの養成講座を受講すればITPS資格試験の「知識試験」は免除になりましたね。
はい、講座を受けることで、講師からの講義を聴いたり、テキストを読みあわせたりするので、ある程度知識が習得されているので、知識試験を免除にしています。
ただテストは2つあって、もう一方の、論述試験「スキルテスト」は免除になりません。
スキルテストではどんな問題が出てくるか教えていただけますか?
例えば、あるお客様にアプローチしていて、この場面でどんなことをヒアリングすればいいですか?といった問題があります。
その問題に対しては、お客様の経営方針や、お客様の経営課題について聞くなど、そういう内容を論述式で書いていきます。
それが模範解答と照らし合わせて、合っていれば得点がとれます。
模範解答に照らした時に、それとほぼ同じことが書いてあれば〇にします。
なるほど。
根本の部分があっていれば、間違えにはならない感じですね。
例えばですね、ITPSはIT業界の営業担当の資格なので、情報システムを売っていくことが彼らのミッションじゃないですか。
そのテストとしては情報システムを売るためには情報システムが売れるかどうか、「御社の情報システムの問題はなんですか」とだけ聞いていても意味がないんですよ。
そうではなくて情報システムの裏には経営レベルの課題があって、そのために、情報システムの提案をしなければいけないのに、情報システムの問題だけしかヒアリングできないとそれは得点が取れないですね。
なるほど。
いかに経営レベルの課題の根本的な部分にアプローチして仕組みに落とし込めそうかにかかっているのですね。
その通りです。
特にお客様の課題が明確になっているかってところが重要ですよね。
テストの難易度や取得がおすすめの人は?
このITPS資格試験の難易度に関してですが、実際のところどの程度になりますか?
営業ができるかどうかっていうところでいくと、この資格を取らなくても営業ができる人はいると思います。
ただ、この資格を取ることによって、お客様が満足する提案ができるとか、お客様に対しての付加価値が向上します。
ITPSっていうのは営業初級の一歩上のレベルの営業の売り方、中でもソリューション営業を学ぼうっていう資格です。
面白いですね。
営業に対してソリューション営業という観点で考えたことがなかったので。
ではこの資格の受験者としては技術者の方というよりは、営業の方で中でも情報商材を売っている方がほとんどという感じですか?
今のところはその通りです。
IT企業の営業担当の方が取得を目指していらっしゃいますね。
なるほど。
技術者の方でも受けたら力になりそうですか?
なると思いますね。
逆に営業担当以外で受ける人たちって、フロントのSEって言われている、お客様のところに同行していく人がよく受験していらっしゃいます。
その人達こそ、営業のやり方がわからないので、ある程度学びたい、といって受ける人がいますね。
学ぶ内容としてはやっぱり、情報商材そのものの知識を学ぶのですか。
情報商材についてはあまり触れないです。
各企業で扱う商材が違うので、その商材のことを教えてもあまり意味が無いですね。
それをどの商材でも売れる売り方、売れるプロセスを学んでいきます。
極端な話、扱う商材が情報商材でなくてもITPSを取るべきだと思います。
扱う商材の知識よりも、課題解決ってところが一番大事なのですね。
そうなんです。
このITPSの中ではかなり、課題とか問題とかいう定義をしっかりさせます。
問題と課題って違うよねとか、ニーズとウォンツって違うよねとかそういうのを定義します。
実はそういうことが一番大事なんですよ。
なるほど。
結構学ぶこともいっぱいあるのですね。
資格試験のボリューム感について受講者の方の感じ方はどうですか??
領域としては結構広いです。
講座自体も4日かけて28時間やるので、まあまあ広い領域なのかなと思いますね。
受講期間が4日間って長いですね。
この4日間のスケジュールはどのように設けられていますか。
それはね、お客様1社で開催する場合もあるし、公開講座として開催する場合もあります。
1社でやる場合は、大体4日連続でやりますね。
公開講座でやる場合は2日やって、1週間後に2日やるのが1番多いですね。
そうするとその受験の仕方は企業様向けにやっているパターンと、私たちのような一般の人に公開したパターンの2パターンがあるということですよね。
どっちの方が割合としては多いですか?
最近はどちらかというと公開の講座の方に入ってくる方々が多いですね。
ただ一般の人と言っても自分でお金払ってきている方はほとんどいないですね。
たまに受験料込で148,000円を自腹で受講する方もいらっしゃいますけど。
そうなのですね!
それだけ反響のある資格試験の内容だということなのですね!
ただ、知識試験もスキル試験と両方受けるのであれば、この講座を受けなくても資格試験を受けることができます。
講座無しの場合、テスト結果はいかがでしょうか。
あまりとれないですね。
合格率は3割くらいです。
講座を受けずに受験される方は20,000円のテキストをご購入いただき、独学で勉強されています。
A4の100ページくらいあるテキストを3冊勉強します。
合計100ページではなく、1冊100ページが3冊っていうことですね・・・!
独学するとしたら結構ボリューミーですね。
それを全部網羅しなきゃいけないということですよね。
講座もテキストに沿った内容とのことですが、どっちの方がおすすめですか?
講座の受講がおすすめです。
講座を受講していただいた方の85%は受かっていますね。
受講された方の合格率の方が圧倒的に高いですね・・・!
講座を受ける場合と、受けない場合で知識試験を受ける価格は変わってきますか?
変わります。
講座は、費用がそれなりに高いので、講座がそれこそ試験付きで15万になりますね。
試験を受けるだけだったら、最初にその教材2万円で買いますよね。
それであと試験が2万だから、4万で受験できますね。
個人受験の場合は合格率が30%で、講座を受けた場合は、知識試験は免除で、スキル試験の合格率が85%でしたね。
講座の受講はメリット・デメリットがあるのでそれを加味した上で決めるのが良いですね!
ITPS資格の魅力・おすすめポイント
今、この資格取得に取り組んでいる企業のリストを見ているのですが、割と皆様が知っているような有名な企業さんなのですね!
そのことからもITPS資格の品質が高いとお見受けいたしますが、原田さんが思うITPS資格の良いところや魅力はなんだと思いますか?
情報商材を売る営業の基本が網羅的に学べるところです。
ITPS資格のために学べばIT営業の一連のプロセスを学べますね。
あとは、営業のテクニックだけでなくて、各営業プロセスにおいてどんな情報を整理しなくてはいけないか、をワークシートのデータで作っていくのですが、営業のプロセスに合わせて、何の情報が必要なのかがわかるので営業のやり方が安定するのもよいところです。
一番の売りは、営業のやり方って各社さん結構違うのですが、それをプロセスに分解してスタンダード化されている点です。
だから次のステップは何をやらなければいけないっていうことがちゃんとわかるんですよ。
それが売りというか、熱いところですね!
営業の手法とかって正解が無いですよね。
そういうのってすごく難しいのだろうなって思っているのですが、スタンダード化、絶対大変でしたよね・・・?
いやー大変でしたね(笑)
一番苦労したのは、営業のプロセスを明確にするところですね。
営業のプロセスって、いろんな営業がいるので様々なんですね。
それをみんなからインタビューしたりして、これが正しいステップなのかなっていうことを定義したところが一番難しかったですし、時間がかかったところでもあります。
どういうところを特にインタビューしましたか?
営業活動をするにあたって、お客様に見積もりを取るまでの流れってどうやっているのですか、とか、見積もりを取った後はどういう風にやっているのですかとか、というステップをちゃんと聞きました。
それはもともと弊社が、営業のスキル診断っていう仕組みを作るときに聞いているのですよ。
なので、基本的にはスキル診断と資格試験をワンセットで作り上げています。
スキル診断はホームページに載っています。
営業力を上げたい方に向けたアドバイス
自分の営業力を上げたいと日々奮闘している方に対してのアドバイスはありますか?
たぶん、営業の皆さんは悩みながら営業しているんですよ。
これ正しい営業のやり方なのかな、とかね。
ITPSは、やっぱり自分の営業のやり方は正しかったのかなとか、もっとこういうのを入れた方が良かったなとか、お客様に対してこういうアプローチをしなければいけなかったのだとか、が明快にわかるんですね。
だから自信をもって営業ができるようになります。
それと、踏み外しが無くなります。
お客様のところに行って「これ忘れてた」とか、このプロセスを抜いてたとかそういうことがなくなります。
どうしても営業って浮き沈みありますが、ITPSを学んでいれば営業方法をスタンダード化することである程度業績を安定して売上げを上げられるようになりますね。
営業を広義的に幅広く学ぶことによって抜け漏れがなくなって、安定した品質が担保された営業ができるということですね。
最後にITPSの受験を検討しているユーザーに対してメッセージをお願いします。
ITPSというのはソリューション営業を実践したい方へのスキル要素を盛り込んでいます。
ソリューション営業って若手だろうがベテランだろうが、ちゃんと学ばないとできないんですよ。
資格を通してしっかりできるようになるので是非養成講座を受けていただいて、ITPSを受験していただくとありがたいなと思います。
85%受かるので。(笑)
また、別視点になりますが、養成講座は公開講座で行われるので、自分たちの会社以外の人にお集まりいただきます。
競合企業の方同士グループになって話ができる機会ってあまりないじゃないですか。
その中で議論ができて、情報交換を通して、いろんな会社の視点が学べるというのはこの講座の副次的な効果だと思います。
結果的に、人事の担当者とか営業の部長とか管理者クラスがこういう資格を取らせたいと言ってくれて、部下の方にご受講いただくこともあります。
受けるきっかけはどちらかというと、誰かからの推薦の方が多かったりしますか?
そうですね。
大体、人事か営業の管理者に受けろと言われたみたいな(笑)
あとは、社内資格としてITPSが登録されている企業もあり、ポイントを取りたくて受験する人もいます。
最終的にアンケートで満足度を聞くと、合格すればみんな満足していただけますね。
最初、誰かから言われて受けるスタンスが心配だったのですが、それでも最後には満足されて素晴らしいですね。
ITプランニングセールスには上位資格もあるので、ITPSだけで終わりではなくて次の資格を狙っていくということもできます。
連続して受けていいただいて、全てのITプランニングセールスのマスターになっていただきたいなと思います。
上位資格はITPSを取らないと取れないのですか?
もちろんです。
ITPSがベースになって、次のステップで営業のマネージャーになる方とプロフェッショナルになる方で別れます。
それが別々に用意されています。
ITPSは営業の職種の中の土台ってところですね。
なるほど・・・!ITPSは営業職で働く上で必要な知識やスキルの土台となることを学ぶことができるのですね!
原田さん、この度は取材にご協力いただきありがとうございました!
正解のない営業手法に悩まれている方は是非、ITPS資格の取得をご検討ください!