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投稿日:2024年3月7日 | 更新日:2024年03月07日


この記事を監修した専門家
韓国語中級レベルの入り口である、ハングル検定3級。
ハン検5級から順番に受験した方もいれば、3級から初めてハン検を受験する方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハングル検定3級の難易度を細かく解説し、最後には独学で合格するためのテキストやサイトを紹介します。
これから受験を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の内容
- ハングル検定3級のレベル
- ハングル検定3級から難易度が上がると言われている3つの理由
- 独学におすすめのテキスト・参考書
- ハン検対策に役立つサイト
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ハングル検定3級はどれくらいのレベル?

まずは、ハングル検定3級のレベルから詳しく見ていきましょう。
ハングル能力検定協会のサイトを参考に、3級の1つ下のレベルである4級と比較しながらまとめました。
4級を受験したことがある方は、レベルを比べながらご覧ください。
ハングル検定3級のレベル
ハングル能力検定協会によると、ハングル検定3級のレベルは以下のように位置付けられています。
60分授業を160回受講した程度。日常的な場面で使われる基本的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる。
・決まり文句以外の表現を用いてあいさつなどができ、丁寧な依頼や誘いはもちろん、指示・命令、依頼や誘いの受諾や拒否、許可の授受など様々な意図を大まかに表現することができる。
・私的で身近な話題ばかりでなく、親しみのある社会的出来事についても話題にできる。
・日記や手紙など長い文やまとまりを持った文章を読んだり聞いたりして、その大意をつかむことができる。
・単語の範囲にとどまらず、連語など組み合わせとして用いられる表現や、使用頻度の高い慣用句や慣用表現なども理解し、使用することができる。
ハングル能力検定協会 | 各級レベルと合格ライン
1つ下の4級では、「身の回りの事柄に関する内容」や「簡単な日記や手紙、メールなどの短い文」が出題レベルとされています。
しかし3級になると、「親しみのある社会的出来事」や「日記や手紙など長い文」が出題されることから、難易度が確実に上がっていることがわかりますね。
4級と3級の主な違いをまとめると、以下のようになります。
4級 | 3級 |
レストランでの注文や 簡単な買い物をする際の依頼や簡単な誘い | 親しみのある社会的出来事 |
簡単な日記や手紙、メールなどの短い文 | 日記や手紙など長い文やまとまりを持った文章 |
頻繁に用いられる単語の組み合わせ(連語) | 連語など組合せとして用いられる表現や、 使用頻度の高い慣用句や慣用表現 |
ハングル検定3級は、韓国語能力試験(TOPIK)だと何級?
では次に、ハングル検定3級は、TOPIKだと何級レベルに相当するのでしょうか?
結論、ハン検3級はTOPIKの3級レベルと言われています。
しかし、この2つの試験は問題形式や試験の目的が異なることから、「ハン検3級はTOPIK3級」と言い切ることは難しいです。
あくまで参考程度に捉えておきましょう。
ハングル検定3級から難易度が上がると言われる3つの理由

実は、ハングル検定は3級から難易度が上がると言われています。
その理由は3つです。
理由①出題する語彙量が増えるから
理由②慣用句や漢字語が出題されるから
理由③長文問題の難易度が上がるから
それぞれ詳しくみていきましょう。
理由①:出題する語彙量が増える
ハン検3級から難易度が上がる1つ目の理由は、「出題する語彙量が増える」からです。
初級レベルである5級と4級の出題語彙数は、それぞれ約480語、約1,070語。
しかし、3級になると約1,600語になります。
単語も中級レベルとなり難しい単語が増えるため、語彙に関する難易度が必然と高くなってしまいますね。
ハングル能力検定協会 | 各級レベルと合格ライン
理由②:慣用句や漢字語が出題される
2つ目の理由は、「慣用句や漢字語が出題される」からです。
3級では、慣用句の穴埋め問題や、同じハングルで表記される漢字語の問題などが出題されます。
そのため、3級合格を目指す方は、慣用句と漢字語の対策はしっかりやっておく必要があります。
テキスト以外にも、Youtubeで慣用句や漢字語を学べるので、ぜひ参考にしてみてください。
理由③:長文問題の難易度が上がる
さらに「長文問題の難易度が上がる」ことが、3級から難しくなる最後の理由として挙げられます。
具体的な原因は2つです。
- 長文読解の問題数→4級に比べ増加している
- 問題文の長さ→4級に比べ長くなっている
実際に『ハングル能力検定協会』が提示している試験問題サンプルを見ると、4級で出題される長文問題は最後の大問2つですが、3級になると大問3つ分になり、かつ文章量も倍ほどになっています。
この2つの原因から、4級と比較しても長文問題の難易度がかなり上がっていると言えます。
とは言っても、合格率が極端に低いわけではなく、第59回の合格率は75.2%でした。(ハングル能力検定協会 | 前回試験状況・試験問題サンプル)
十分な学習時間を確保し、試験に向けて対策を取れば合格は難しくありません。
試験日直前に勉強を始めるのではなく、本番から逆算し、計画的に学習を進めましょう。
ハングル検定3級の学習におすすめのテキスト

続いて、ハングル検定3級の合格におすすめの参考書を紹介します。
ここでは、「単語帳」「文法の参考書」「実践問題集・過去問題集」の3つに分けてポイントを整理しているので、これから学習を始めようとする方やテキスト選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、語学学習で複数の単語帳や参考書を購入する方もいますが、それはあまりおすすめしません。
まずは、1冊の単語帳と1冊の参考書を徹底的に取り組むようにしてください。
理由は、何度も繰り返し学習することで、知識が定着するからです。
自分に合ったテキストを選び、単語や文法を暗記・理解するまで反復練習を心掛けましょう。
単語帳
まずは単語帳からです。
ハン検3級の合格におすすめの単語帳は3つ。
- 合格トウミ 改訂版 中級編 準2級・3級
- hanaの韓国語単語<初中級編>ハン検3級レベル
- 改訂版 キクタン韓国語 初中級編
順番に見ていきましょう!
合格トウミ 改訂版 中級編 準2級・3級

1つ目は、ハングル検定公式ガイドの『合格トウミ 改訂版 中級編 準2級・3級』です。
準2級と3級の出題語彙がまとめられた単語帳で、3級の単語だけでも約1,400語掲載されています。
3級の出題範囲である語彙のほとんどをこの単語帳でカバーできるため、単語学習には最適の1冊です。
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hanaの韓国語単語<初中級編>ハン検3級レベル

2つ目は、韓国語学習者の中でも話題となっている『hanaの韓国語単語<初中級編>ハン検3級レベル』です。
3級レベルの重要語彙のうち、厳選された840語を収録した単語帳。
まさに「音から単語を学ぶ」という言葉にふさわしい単語帳で、見出し語のみならず例文の音声を聞けるところがポイントです。
そのため、「例文と一緒に単語を覚えたい!」という方におすすめします。
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改訂版 キクタン韓国語 初中級編

3つ目は、アルクシリーズの『改訂版 キクタン韓国語 初中級編』です。
この単語帳は『合格トウミ』に対応しており、ハングル検定3級の出題範囲に指定された約1,600語の中から、重要単語896語を収録しています。
CDを聞きながら、チャンツのリズムに乗せて耳から単語を覚えられるため、楽しく単語を学びたい方におすすめです。
また、1日16単語の8週間で完成するので、計画的に単語学習を進められるのも良い点ですね。
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文法の参考書
次は、文法学習におすすめの参考書を紹介します。
- 「ハングル」検定 公式テキスト ペウギ 3級
- 新装版 ハングル能力試験 3級 完全対策
順番に見ていきましょう!
「ハングル」検定 公式テキスト ペウギ 3級

こちらは、先ほど単語帳の部分で紹介した『合格トウミ』と同じく、ハングル検定公式のテキストです。
ハングル検定3級レベルの文法説明だけでなく、最後には模擬試験問題がついているため、ハン検3級の合格を目指す方は持っておきたい1冊!
しかし、『ペウギ』だけでは3級の出題範囲全ての単語をカバーすることはできないので、『合格トウミ』も活用しながら勉強するとより良いでしょう。
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新装版 ハングル能力試験 3級 完全対策

2つ目は、ドリル形式のテキスト『新装版 ハングル能力試験 3級 完全対策』です。
ハングル検定3級の出題範囲を丁寧に解説、さらには項目別にドリル形式で練習できるため、ハン検の対策にピッタリのテキスト。
これ1冊で、出題範囲の確認、練習、模擬試験を完結させることができます。
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実践問題集・過去問題集
続いては、実践問題集・過去問題集を2つ紹介します。
- 2023年版 「ハングル」能力検定試験 公式過去問題集 3級
- 改訂新版 ハングル能力検定試験 実践問題集 3級
順番に見ていきましょう!
2023年版 「ハングル」能力検定試験 公式過去問題集 3級

こちらは、ハングル能力検定協会が出している公式の過去問題集です。
2022年に実施された、第57回・58回の2回分の試験が収録されています。
2023年版より、公式のリスニングサイトから聞きとり音声をダウンロードできるようになり、以前よりも手軽に取り組めるようになりました。
自分の実力を確かめる目的だけでなく、試験の問題形式に慣れるためにも、試験前には一度解いてみましょう。
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改訂新版 ハングル能力検定試験 実践問題集 3級

『改訂新版 ハングル能力検定試験 実践問題集 3級』は、過去問題集とは異なり実践問題集です。
試験内容の傾向を分析し、ハングル検定の対策に特化したテキストで、なんと本試験10回分以上相当の問題が解けるようになっています。
さらには、3級の出題範囲である文法と語彙などが資料としてまとめられているので、試験直前の確認にも役立ちます。
試験範囲の最終確認用としても使える、有能な実践問題集です。
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韓国語の勉強におすすめのサイト

最後は、韓国語の勉強におすすめのサイトやブログを紹介します。
教材や参考書を使って学習することも大切ですが、独学で勉強をしていると息詰まるときがありますよね。
そんなとき、勉強方法を少し変えてみるのはどうでしょうか?
インターネット上には有益な情報がたくさんあるので、韓国語の学習サイトやブログをうまく活用してみてくださいね。
ヨボセヨ!「ハン検」
ハングル能力検定協会が実施する『ヨボセヨ!「ハン検」』は、オンライン模擬試験です。
5級から1級まで各10問ずつ出題される模擬試験で、自分の実力を簡単に試せます。
2023年3月末日をもってサービスの更新が終了しましたが、2023年11月現在も使用可能です。
時間があるときに、ぜひ試してみてください!
ハン検学習ツール
『ヨボセヨ!「ハン検」』に代わって新たに設けられたのが、『ハン検学習ツール』というオンラインコンテンツです。
『ハン検学習ツール』で学習できる内容は次の3つ。
- 本試験と同じ模擬試験形式での学習
- 聞きとり試験、筆記試験の分野別学習
- 問題ごとの学習
問題はランダムで出題されるほか、解答時間の制限がないため、隙間時間を活用して取り組めます。
また利用料は、各級ごとに500円/30日間、または5,000円/1年間から選択できます。
料金体系や学習内容の詳細は、以下のリンクからご覧ください。

トリリンガルのトミ
最後に紹介するのは、『トリリンガルのトミ』です。
韓国語学習に関する内容を発信しているサイトで、韓国語の学習方法や文法解説などをメインとしています。
「テキストで文法を学習したけど、イマイチ理解できなかった…」そんなときにおすすめのサイトです。
よく似た文法を比較しながら解説してくださっているほか、Youtubeでも文法解説動画が見られるので、あいまいだった文法をしっかり理解できるようになります。

まとめ:試験対策をして、独学でハングル検定3級に合格しよう!
ということで今回は、ハングル検定3級の難易度を解説し、独学で合格するためのテキストを紹介しました。
5級や4級よりも長くなった文章問題、そして出題語彙の増加で難易度も高くなりますが、きちんと対策をしていると合格は難しくありません。
特に、慣用句や漢字語の対策を忘れないことがポイントです。
先ほど紹介した参考書や問題集、オンラインサイトの中から自分に合ったものを探し、楽しく韓国語を勉強してくださいね!
ここまで読んでくださった皆様が、ハングル検定3級に合格することを祈っています。
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